魔神転生2 SPIRAL NEMESIS
ジャンル:シミュレーション発売日 ’95.2.19定価 10800円



● 個人批評
「ちっ、やっこさんもう来やがったか・・・。どこだ?・・・そっちか!
へへ・・狙いははずしゃあ・・しねえゼっ!!」ドシューン!
「へっ、楽勝楽勝・・・何っ、もう一匹!?どこだ・・っまにあわねえええっ!」
デゥーーーーーン・・・魔神転生2、SPIRAL NEMESIS。
魔神1の静→動のタイトルオープニングに対し、動→静の今回。(上のは私が勝手に台詞をつけてみたもの)
しかも今回はBGMなし。だが、今回もプレイヤーを惹きつける臨場感がある。
そして、ゲームスタートと共に始まるオープニング。
緊張した雰囲気の中、謎が深く絡み合い、静かに魔神2のテーマ曲、「DEJA VU」が流れる。
まるで映画のような、とても魅力的なオープニング。それが第一印象。(まあ、映画を意識して作ってるんだろうけど)
前作とはうってかわって、ディジタルで近未来的な雰囲気。台詞をしゃべる主人公をはじめとして、強く樹立されたキャラ。
そしてマップが始まると・・・ジャー−ーーーーアーーーー・・・・・っ!!
やっぱり、魔神の音楽はこうでなくちゃ、と思った瞬間だった。これだよ、これ。
最初に言っておきましょう、魔神転生2は、前作とは全くの別物といって良いです。
もちろん、悪魔の特技継承、マルチエンディングなど、前作同様の部分もあります。
音楽担当も、前作と同じ、青木氏(くどいようですが、ペルソナ1の音楽もやってる人)。
けれど、根本的に、「雰囲気」がまず違います。
そして、進化というよりは新化と言ったほうが当てはまる、システムの数々。前作を想像していては、この2の良さはわかりっこありません。
しかし、哀しいかな、前作は色々期待された挙句の果てに、まだまだ発展途上と言わざるを得ない作品でした。
その結果、この2は、前評判が良くなく、多くの人がプレイする前に埋もれてしまった作品なのです。
実際、このソフトは1に比べて出回った数自体が少ないです。
だから、ここで私は声をあげて言わせてもらいます。1をプレイして後悔した人こそ、このゲームをプレイするべきであると。
色々前置きが長くなりましたが、つまり私が言いたいのは、本作が前作を大きく越えておもしろいものだということです。
上げればキリがありませんが、例えば、その洗練された、ディジタルで近未来的な雰囲気。
なにも、前作のおどろおどろしいのがまずかったわけではありません。あれはあれで雰囲気が出ていましたから。
しかし、本作の斬新な感じは、何か「いいかんじ」と思わせるものがあります。
マップも新たにクォータービューとなり、かつ、マップ間の移動もコンピュータっぽくなり邪教の館に変わるリミックスステーションなど、目新しいものがたくさんあります。 前作の雰囲気が好きだった人や従来の女神転生ファンの方は戸惑うかもしれませんが、本作は魔神という外伝的位置付けなので
本編で出来ないことをやったほうが試みとして面白いですし、何よりそれが失敗していないので、少なくとも私は支持します。
そして、悪魔合体などのシステム面では、悪魔自体の総数が激増(1が150体近く、2が250体近く)したのに加え、
合体でダーク悪魔の作成が可能となり、かつ、三身合体も出来るようになったので、深みがどれだけ増したかは、メガテンファンならずともおわかりになるでしょう。 さらに、悪魔の育成にも幅が広がりました。まず、(種族によりますが)悪魔に装備品をつけることが出来ます。
詳しくは攻略で述べるとして、武器なんかは何をつけるかで戦闘スタイルが結構変わります。
弓は間接攻撃できるが直接攻撃できない、槍は直・間両用だが命中率が不安、刀はクリティカル率が高い、杖は弱いが特殊効果etc・・・。
そして、前作を引き継いだ特技の習得と継承。今回は、なんと仲魔になる全悪魔がランクアップにより何かしら特技を習得します。
その総数も前作の3倍近く。戦略に大いに貢献するものから、ヴィジュアル的に面白いものまで。
合体継承も無条件で全て受け継がれるため、お好みの悪魔を活躍させることが出来ます。
セラフや鬼神だけでなく、堕天使、魔王、その他合体事故でのみ出現する悪魔など、隠し悪魔も充実。
ヴィジュアル面では、前作ほどキャラのグラフィックサイズが大きくないので、ちょっと見劣りするかもしれませんが、
丁寧に書きこまれていますし、その数も相当なものです。そのおかげで戦闘スピードもアップして爽快になったし。
特技も、前作では「引っかこうが体当たりしようが同じ」でしたが、今回は一つ一つ違います(私のオススメは、ラスボスにおしつぶし)。
悪魔出典もマイナー系が増え、「これぞ魔神」という世界観を構築しています。
音楽はやはりこの人、青木氏です。前作の雰囲気を残しながら、かつサイバーテクノといった感じです(わけわかりませんが、ほめてます)。
エンディングは5種、これは人の好みによるかもしれませんが。
さて、褒めすぎてキリが無くなってきましたが、この名作にも、重大かつ深刻な欠点があります。
敵フェイズの待ち時間が驚異的に長いっ!これにはさすがに閉口。
・・・とはいっても、私なんかは逆手にとって待ち時間を合体計画を立てるのに使ってたりしまたしが。
あと、仲魔をつくることが出来るまで結構かかります。数マップくらい。
それがちょっとだるいかもしれませんが、ちょうどチュートリアル的なマップになってますので、初心者には良いと思います。
ストーリーは、中だるみしてきた頃にちょうど動くくらいで、仲魔育成と物語が楽しめて良い感じです。
・・・欠点を書こうとしても、ついほめてしまう(苦笑)それくらい、2は面白いです。
やったこと無い人は是非体験してみてください。ただ、ソフトは数が出てないので、入手困難か、もしくは結構値が張ります。
真っ赤なパッケージが目印です。どうぞお試しあれ!

● 周辺の関連発売物
前作と違い、マウス非対応なのであしからず。
攻略本は、前作たくさんの種類が出ましたが、あまり売れなかった(泣)ようで、本作はその関係か、双葉社から一冊出ているのみです。
ただ、この一冊あれば、隠し悪魔・アイテム等全情報が網羅してありますので、十分です。
また、ポニーキャニオンからオリジナルサウンドトラック「魔神転生2/ATLUS」が発売されています。
担当は前作と同じ青木氏、アレンジ6曲は伊藤ヨシユキ氏です。これはイチオシです。
私のお気にはSOURPUSS(通常ボス面)やEVOLUTION(AD2052戦闘マップ)、
あとは・・・マニィな異人(ラグの店)かな(笑)ただ、やはり入手は現在では簡単ではないでしょう。
文章:スナイパーもりもとさん



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