● 個人批評
見慣れた<ATLUS>の文字の後、パソコンの画面が出る。徐々に高ぶるBGMとともに、そのモニターに浮き出る衝撃のメッセージ。ダウンロードされる、悪魔召喚プログラム。そして・・・。
どーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!!!魔神転生っ!!!
いやあ、あれにはびっくりしたね。メガテニストだから、メールの内容とか、悪魔召喚プログラムとか、予想できる範疇のものばかりの筈なのに、パソコンのモニターと雰囲気の出る音楽で、すっかりやられたね。オープニングの「どーーんっ」っぷりは、某モ○ロ氏並みだね。
そして、キャラ登録を終えると、一面の章題「めいどう〜まんげつのよるに〜」とともに・・・。
どがぁーーーーーーーーー・・・・・。
またまた音楽にしてやられた。凄い。しかも、迫力だけでなく、確かな吸引力が、ある。(実は、魔神の音楽はペルソナTの音楽もやっている、青木氏なのだ。ペルソナのほうにも、魔神のアレンジ曲である「MAJIN・・FOREVER」がある。ぺル音楽好きな方は、それだけで魔神プレイの価値あり。)
そして、悪魔グラフィックの美麗なこと!ネコマタが、ルサールカが、クーフーリンがでーんと!
いやあ、よかったよかった。・・・で済めば、今ごろ大ヒットだったろうに。
確かに、魔神は上で書いたような魅力に溢れているが、哀しいかな、酷評せねばならないところがあるのも事実なのだ。
まず、戦略性に欠けるということ。一見、悪魔間の相性や、魔法相性などがあり、高い戦略性を期待してしまう。が、実際にやってみると、バランスがあまりよくないため、ゴリ押しでどうにでもなってしまう。何度でも出入りできるシナリオでレベル上げを繰り返すと、はっきりいって主人公とヒロインだけでかなりのところまで行けてしまう。せっかく、合体による仲魔の特技継承とかがあるのに、仲魔不要では、面白くない。まあ、佐田研通い(レベル上げのことね)をそこそこにして、お気に入りの仲魔数体と行脚するのを楽しめば、そこそこ楽しいけど。
あと、ヴィジュアル関係だが、戦闘エフェクトがヘボい。仲魔が体当たりしようが引っかこうが噛み付こうが同じエフェクト。これは興ざめだ。グラフィックも、綺麗なのは綺麗だが、色違いの使いまわしが多い。クーフーリンとタムリンコンビはまだ良いとして、アメノウズメとキンナリーが色違いの同じグラフィックってのはどうか?悪魔の種類も多くは無い上に、出てくる奴もこれまでのシリーズの奴の二番煎じばっかり。ファンとしては、やはり残念というほか無い。
だが、音楽や先が気になるシナリオ、3種のエンディング、隠し悪魔(しかもファンには嬉しいベタラインナップ)など、現在やっても光るところがあり、やってみる価値は、ファンならかなりある。
結論としては、「これはメガテンシミュレーションとしては手探りの試作品であり、次作の布石という点では大きな価値がある。実際、かなり進化した次回作を見れば、これは無駄ではなかったといえるであろう。」・・・といったところか。
まあ、敢えて本作を今からプレイするというのなら、シナリオに隠された謎を堪能したい、音楽に浸りたい、お気に入りの悪魔がいる、ルシ閣下万歳、「サ・サ○ンさまぁ・・・」という方にオススメしたい。・・・ネタバレかなあ、これって。
● 周辺の関連発売物
スーパーファミコンマウス対応。しかし、カーソル移動スピードが速くなりすぎて使いにくいです。
攻略本はかなりの種類が出ています。私のところにあるのは、小学館と双葉社の二冊。他にも二〜三種でていたハズ。しかし、どれも似たり寄ったり。隠し情報も、皆伏せていますが、「ここにはなにかある」といった風にほのめかしている程度。現在でも、古本屋等を探せば、入手は難しくないかもしれません。
CDでは、ポニーキャニオンから「魔神転生・Excellent sound collection」が発売されています。魔神は音楽がとにかく良いので、是非聴いて欲しい・・・が、現在では入手困難か。サウンド担当があの青木氏で、しかもスタッフロールの曲は言わずと知れた「OMEGA〜聖戦」を使用しているのだ!ファンは聴くしかないでしょう。また、同じくポニーキャニオンから、「ATRUS best sellection 女神世界」が発売されています。真Tやラストバイブルのアレンジにまぎれて、魔神のアレンジ曲も入っているので、こちらも必聴。・・・といってもやはり現在では入手困難か?
極めつけは、やはり上田信舟先生の、「魔神転生」(全5巻・エニックス・Gファンタジーコミック)でしょう!最近まで、「女神異聞録ペルソナ」の連載をされていた上田先生の作品、とあらば、それだけで食いつくファンもいるのでは?とにかく面白いです。魔神やった人はもちろん、やってない人も読んでみよう!南一佐は漢の中の漢だし、エティ君は相変わらずイカすし、・・・ミオちゃん可愛い!・・・すみません、暴走しました。まあ、現在でも入手は簡単だから本屋へゴー!
文章:スナイパーもりもとさん
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