やりこみさん番外編です〜♪
バレットさんの「偽キョウジ打倒計画」より。

コント型SHプレイリポート:ハッカーズ・ロケンロー

text1:反核運動

西暦200X年某月某日、スプーキーズアジトにて。
鼻歌を歌いながら拳銃のレストアをしているシックス。
シックス(以下シ) 「はんはん……ははんはん……くく、くくく……PCもいいけど、やっぱ男のロマンはガンよ。この光沢、デンジャラスな重み、くく、くくく……」
 そこへユーイチ登場。
ユーイチ(以下ユ)
「ういーーっす。あれ、シックスしかいないの?」
「(……こいつか。こんな良い気分の時になんで俺の邪魔するわけ?)」
「何だよ、何で睨んでの。なんか俺悪いことした……あーっ、それ銃だよね!カッコイイ!」
「ああっ、お前は触るな!近寄るな!息もするな!黙って俺がいいってまで外にでてろ!」
「なんでだよぅ、見せてくれたっていいじゃん、減るもんじゃなし。」
「減るんだよ!お前がみると!」
「あーっ、これリボルバーだよね!ちょっと見せて。」
「馬鹿野郎、勝手に触るんじゃねぇ!」
「うわーっ…………向こう側が見える!」
「か、返せ!壊れる!ちくわや蓮根じゃねえんだぞ!」
「なんだよ、分かってるよそんなこと……もうちょっと見せてくれてもいいじゃない!」
「うるせえっ」
「や、やめてよ、こけちゃうって……わっわっ、わー!」
 SE(ズデーン、ドンガラガッシャドーン)
「……いたた……ほらっ、こけちゃったじゃないか!シックス!」
「…………」
「ん?どうしたの?」
「……お前、自分が何したかわかってんのか……周り見てみろ……」
「え?んー……ははは、なーんかいろんな部品が床にちらばってるねっ。これ、引き金?」
「……この…………大バカヤローっ!さっさと俺のガンの部品集めろ!ネジ一本でもなくしてみろ!お前の脳天に風穴開けてやる!」
「そ、そんな怒んないでよ、俺だけの所為じゃないでしょ、シックスが大人しく見せてくれればこんなことには……。」
「ふふーん、ふーん。さあてユーイチ坊ちゃんは何口径がお好みよ?」
「わ、わ、シックス落ち着いて、落ち着いて……」
「うるせー!今日という今日は許さねえ!」
 シックスが腰の拳銃に手を伸ばしたところでトレーラーハウスのドアが開く。 宝蔵院胤虎(ほうぞういんたねとら:主人公)&ネミッサ登場。
ネミッサ(以下ネ)
「なーによ、アンタ達また喧嘩してるわけ?いい加減仲いいわねー。」
宝蔵院(以下宝)
「ふんっ、ロッケンロールの何たるかもシラネエ奴がテッポなんか振り回すんじゃない、かっちょわりい。」
「口で言ってわかんねえんなら実力行使しかねえだろ!止めてくれるな、ヒトミ!トレパン!」
「……俺をトレパンと呼ぶなと何度言ったらわかんだ、真悟!」
「怒んならトレパンなんてハンドルネームつけなきゃいいじゃんよ。アンタ前々から思ってたけど、頭わるいんじゃねえ?」
「余計なお世話だ!俺はロッケンロールなだけだ!」
「ハーイ、お笑いはそこまでね。マハ・ブフ。」
 SE(ショワショワ……ピキーン)
「ハガガ……冷たひ……さすが結構クールなネミッサ姐さん、つっこみもクール……」
「ガハッ……一般人に魔法使っちゃって……あ、悪魔か……」
「うわーっ、ヒトミちゃんかっこいい!それ、どうやんの?」
ヒトミ(以下ヒ)
「ユーイチ君……自分でやっておいてなんだけど、あなたに仲間を思いやる気持ちはあるの?」
「不公平だからこの際ユーイチにもブフーラを……」
「だ、駄目よ!あなた何考えてるのよ!」
「民主主義。」
「ヒトミちゃん一人でなにやってんのさ?それよりもさ……トレパン、なんでそんな頭してんの?前はモンチッチみたいな髪型だったでしょ?」
「トレパンゆーなと言っておるであろうが!しかし、ユーイチ、貴様よくぞ気付いた!これこそロッケンローラーの証しにしてハードボイルドの原点、オールバックよ!」
「あん?何でオールバックがハードボイルドよ?ハードボイルドといや、拳銃にトレンチコートっしょ。なんでオールバック?」
「馬鹿者!貴様、葛葉キョウジさんを知らんのか、この無知め!」
「無恥はアンタだろ。」
「葛葉キョウジって、ソウルハッカーズの前作『デビルサマナー』の主人公の?」
「そう、そうよ、それよ。ユーイチ正解。他の連中、ボッシュート。」
「アンタの不思議なんか発見したくねえよ。それにしても、デビサマかよ。トロ臭い戦闘で悪名高い。」
「ルパン三世。」
「アタシが出てない上、ストーリーもなんか平坦な一本道だったわね。」
「て、てめえら、文句ばっかりか!貴様らなんかにロッケンロールを語る資格はねえ!」
「別になくていいわよ……。でも良い作品だったと思うわよ、私は。FC時代からのファンには受け入れ難い面もあるんでしょうけどメガテンの新しい方向性を開いたのは確かだと思うし、合体だって造魔っていう魅力的な要素が加わったわけだし。それにキャラクターも(元)葛葉キョウジを筆頭にレイさん、ヴィクトルさん、シド=デイビスなど個性の強い人達ばかりで、皆ちゃんと立ってるでしょ?音楽は増子さんの元祖メガテンサウンドに加えて、それに負けず劣らず田崎さんがいい音作ってるわよ。SS黎明期の名作の一つであることは確かだと思うけど。」
「ヒトミぃ〜、味方はお前だけだよ〜。でもセリフが長い!くどい!ダウンジャケットがダサい!」
「余計なお世話よ!」
「で。そのキョウジさんがどうしたの?」
「あの人に憧れてるんだ……」
「そういやあの人、変則気味のオールバックだったね。」
「ところで、PS版ソウルハッカーズの最大のウリといえば何か?いわずもがな、悪魔全書第二集についている応募はがきを送ると抽選で貰えたエキストラダンジョンが、素のままで遊べることだ。これは即ち、葛葉キョウジさんに会うことが出来るということに他ならない!」
「そなの?」
「ええ。エキストラダンジョンは全部で五つあるらしいんだけど、その中の最後のダンジョンで前作主人公キョウジ率いる悪魔達と闘うことになるのよ。」
「かなり凶悪なパーティーらしいわよ。ヴィシュヌにシヴァ、メタトロン、アナト、カーリー……いずれもレベル70以上でカーリー以外は種族中最強の悪魔な上、そのHPは1100〜2200、能力値もすべて30〜40!生半可なパーティーじゃ相手にすらならないわね。」
「ふーん。」
「でもよ、トレパン、PS持ってねぇんでしょ。買おうったって極めた赤貧だし、いくら憧れたところで戦うのは無理ってもんじゃん?」
「ふふふ、甘い、甘いぜシックス!俺に不可能はない!SS版でもVSキョウジ戦は楽しめるのだ!」
「 す、すごい!なになにどうやるのっ?改造?デバックモード?流石ハッカーだもんね!……どうしたの、ヒトミちゃん?頭押さえて。」
ネ&ヒ
「頭いた………………」
「どうしたよヒトミ。まあ、あのトレパン野郎の奇行の所為なんだろうけどよ。」
「……天海フロートのフィネガンさんよ。」
「ああ、なるほどね、大体察しがついた。トレパン、お前が悪い。」
「おぬし、なにゆえワシが悪いと?」
「アンタのモンキーな脳味噌の構造なんかスキャニングするまでもないね。大方、天海フロートでのフィネガン戦直前にキョウジの召喚悪魔と同じ悪魔を造っておいて、ヤローにコピーさせようって企てっしょ。そんなもんに付き合わされりゃ、頭痛もするっての。」
「うわっ、もろバレかよ。」
「やっぱしね。」
「なんだよ、期待させておいて、そんなオチなの?全然キョウジ戦じゃないじゃない!嘘っぱちじゃないか!まったく使えないなあトレパンは。」
「一番役に立ってないお前が言うな!計画はそれだけではないのだ。総員に御魂フル強化を施し、限りなくキョウジ戦に近いメンバーをコピーさせる、これが計画の神髄よ。」
「うわぁ、面倒臭そう。アホの道楽につき合わされるヒトミちゃんもいい迷惑だね。」
「アンタ、そんなことやってて虚しくない?」
「うるせぇ!俺だって掲示板において、あほでさんに『せ、せつないな〜』って言われて初めて『はっ!俺の行為はせつなかったんか!』って気が付いたのだ!」
「だったらやめてよ……」
「ふっ、ヒトミ、長い付き合いになるが、お主は未だワシの本質に気付いていないようだな。」
「何よ、それ。」
「俺はな……」
「はあ?」
「へそ曲がりなのだ。フランダースの犬の最終回を見て感動していよーが、『うわっ 、天使の幻覚見とる幻覚!』と嘲笑う人間なのだよ、わははは。」
「……そういえば胤虎、スタンド・バイ・ミー見た時も『何で死体荒らしが名作なんだ?』とか言いながらしきりに首を傾げてたっけ……」
「最低な人間だな。」
「っていうか、かっこ悪い。」
「要するにガキなのよね。」
「ふんっ、なんとでも言うがいい。計画は既に完遂してしまった!これこそ魂、ロッケンロール魂なんだぁぁ!」
「やっかましいわねー……戦の魔王」
 SE(どがどがどが、ばき、ぐしゃ、ごす、ごす。)
「あががが……ごふっごふっ。」
「あ。血吐いてる。死ぬかもね。」
「ちょっと待て……戦の魔王は三回連続攻撃なのに、なんで七発殴られにゃならん……」
シ&ユ
「さあ?」
「……てめえらの持ってるトケビのキネは一体何に使った……」
「もちつき。」
「月夜の。」
「…貴様ら……こんな時ばっかり……なんで絶妙のコンビネーションなのだ……ゲフ。」
「あ、死んだ。」
「こらこら、殺すなって。」
「そうそう(復活)。」
「うわっ、何であれだけダメージ食ってすぐに生き返るよ!?」
「トレーラーハウスの地下には天使好きな新興宗教団体の研究施設があってね。そこには無数に俺のクローンが……」
「それ、違うゲームよ。」
「そうだっけ?とにかく、そんな風にキョウジ戦計画は始まったのだ!これから俺とヒトミの艱難辛苦の大冒険を語って進ぜよう。」
「知ったこっちゃないね。ガンのレストア初めっからしなきゃなんねえから。」
「俺もそれ手伝わなきゃ。」
「ネミッサ疲れたから寝るわ。」
「そういうことで。」
「こら、逃げるな!」
「だってよ……」
「ねえ。」
「やだよ。」
「やーよ。」
「ふふ、ふふふ……それならそれでいい。レストアでも昼寝でも好きにするがいいわっ……そのかわり後悔してもしても知らんぞ……」
「?アンタ、一体なに企んで……わっわっわっ、何取り出してんのよ!」
「ふふ、ふふふ……」
「ヒトミちゃん、あれ何?」
「ニュ、ニュークリアボム!」
「げっ!なんで民間人がそんなデンジャーな代物持ってるわけよ!」
「知らないわよ!核爆弾を29800円で売るなっつーの!」
「ふふふ……みんな消し飛んじまえ……キャハハ……」
「わ、私昼寝やめにするわっ。胤虎の話聞きたいなー。ねえ、ネミッサ!」
「そ、そうよねぇ、ネミッサと胤虎の活躍聞いてみるのも悪くないかなー、なんて!」
「お、俺も悪魔の話聞きたいな!」
「あ、悪魔の話……ぐ、が!」
「……本当?どーしよーかなー、爆発させんのやめよーかなー……でもシックスがまだレストアしたがってるしなー。」
ネ&ヒ&ユ
「(じぃーーーっとシックスを睨む)」
「な、なんだよ、アンタ等!俺は暴力の横暴には屈しないぜ!それがスプーキーズじゃなかったのかよ!?」
「シックス……命あっての物種だよ。意地張るのよそうよ。」
「あんたねえ、アタシ達殺す気なの!?」
「ね、シックスくんの言い分も分かるけど、ここは融通きかせてくれないかな……」
「なんだよ……俺だけ悪者扱いかよ!」
「シーーックスゥゥゥ。」
「う、うわぁぁ、いきなり耳元で不気味な声だすんじゃねえ、トレパン!」
「……あのこと、いっちゃっていーのかなー。」
「あ、あのことってなによ?」
「ヴァーチャルホラーハウスでねー、君の姉さんに教えてもらったんだー。」
「はは……お、脅しのつもりかよ!ハッタリもいい加減に……」
「ハッタリじゃないねー。俺って子供と仲良くなるの得意だからねー。」
「精神年齢がおんなじだから。」
「う、嘘だ!ハッタリだろ!?」
「五年前の夏!ウシガエル!下水道!エロ雑誌!」
「え!?」
「浮浪者!爆竹!頭血(ずぢ)!」
「ま、まさか……」
「ヒロシ君は言ったのにねえ『まずいって!そこで火を付けちゃ……』ってさ。」
「お、俺は脅迫には……」
「まさか彼がカポエラの達人だったとはねえ……」
「わーわーわーわー!」
「一人死にかけたんだって?」
「や、や、やめろぉ!分かった分かった、聞いてやるから……頼むからやめて……」
「シックス……なんでそんなに真っ青になってんのさ……」
「た、頼むからきかないでくれ……それだけは……」
「シックスくんの過去に一体何が……」
「ネミッサ知りたくない。夢見が悪くなりそ。」
「さあて、俺の計画の第一段階!それはまず強化すべき素体を手に入れるところから始まった!」
「アホが調子に乗って話し出してるけどいいの?」
「適当に聞き流してれば、そのうちあきるでしょ。」

next stage →text2「バッド・プレイヤー」



top