●STORY
 199×年、とある街。ごく普通の日常の中から、物語は始まる。その街に住む、一人の青年。彼は彼女である「秦野久美子」とのデート中、ひょんなことから自分の名義で図書館からとある本を借りることとなる。この本、『古代文明史論』によって、彼の運命の歯車は大きく動きはじめた。

 直後、コンサートチケットを買いに行ったプレイガイドでこの世のものとは思えぬ異形のものどもと、それを不可思議な力で打ち倒す謎の男と遭遇する彼。それが夢とも、現実ともわからぬうちに、彼は『古代文明史論』を求める謎の黒人神父、「シド・デイビス」の呪法をかけられてしまう。命を落としたかに見えた彼であったが、彼は「死せる運命にあらざる魂」。三途の川を渡ることはできなかった。またしかし、「シド・デイビス」の呪法によって死を迎えた彼自身の肉体に戻ることはもはや適わぬことであった…。そこで、彼の魂は三途の川の渡し守「カロン」の一計によってある男の体へと転生される。その男の名は「葛葉キョウジ」。プレイガイドでであった謎の男であり、そして、異形の物を操る「デビルサマナー」であったのだ。望むと望まざるとに関わらず、彼の「デビルサマナー」としての人生が始まった…。行く手に大きな影が迫りつつあるのも知らず…。



ストーリーの特徴


いままでの女神転生シリーズで「救世主」を描いてきた壮大なストーリーとは対照的に、ある街に住む悪魔召喚士「デビルサマナー」の活躍を描いている。一見平穏な町に潜む身近な「魔」の存在を描いた、新しい試みの作品であるといえる。L−N−Cというストーリー分岐はなく、基本的に一本道。全体としてドラマ仕立てであり、コミカルな印象を受ける。ちなみに、主人公としての「葛葉キョウジ」のキャラクター設定は「探偵物語」で松田優作氏が演じた「工藤俊作」をイメージしているとのこと。


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