ウンディーネ

ウンディーネ(27kb)
精霊 Undine


または、ニンフ。水の精霊。幽玄な美しさを湛えた少女の姿。人間と恋をする事もあるが、結末は殆どが悲劇である。
ドイツの作家フーケ(1777〜1843)の小説『ウンディーネ』に登場する、水の精霊。いたずら好きなブロンドの美少女として描かれている。
人間の漁師に娘として育てられたウンディーネは、一人の騎士と出会い、恋におち、やがて結婚する。魂を持たない水の精は、人間と結ばれることによって、魂を得るのだという。
しかし、ウンディーネの伯父にある川の精キューレボルンの妨害によって、二人は別れてしまうことになる。
別れ際、ウンディーネは騎士に、「いつまでも操を守ってください」と言葉を残す。ウンディーネを失った悲しみに鬱ぎながらも、騎士は、かつての恋人ベルタルダと再婚することにした。
結婚式が終わった後、騎士のもとへ白いヴェールを被った女性が現れる。誓いを破って、再婚した騎士を裁くために現れたウンディーネだった。
「おまえに接吻してもらいながら死にたい」と言う騎士の言葉に、ウンディーネはベールを脱いで、愛らしくも神々しい顔を寄せ、接吻をしながら、騎士を死へと誘った‥‥。
精霊と人間の、かなわぬ恋を描いたラヴ・ロマンスである。

後にフランスの作家ジロドゥー(1882〜1944)が、『オンディーヌ』として戯曲化し、上演している。
もともとはパラケルススの『妖精の書』において、四大精霊のうちの水の精霊にあてられた名前で、ラテン語の「波」を意味するundaからきている。
『妖精の書』では、シュタウフェンベルクの町に現れた水妖精の逸話が紹介されていて、ある美しい水精霊が、かねてから狙っていた男を誘惑し、夫婦の契りを交わした。
だが、男はしだいに別の女性に気が移り、女妖精を悪魔だと冷たく扱うようになり、その別の女性と結婚することとなった。
婚礼の当日、女妖精は宴の席に現れ、それから三日後に男は死んだという。
フーケは、このパラケルススが紹介している話をベースに、『ウンディーネ』を創作した。ゲーテの『ファウスト』の呪文や、ポープの『髪盗人』の守護精霊の中にもウンディーネの名前が見え、水の精霊の代表的な名前のひとつとなっている。




これは、ツールで加工してあります。そっちの方が色が良くなったので。画像は軽いですが、その分ちょっと粗いです。


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